乳がん⑦ 1週間の入院生活 -前編-

乳がん7 入院生活

手術日

術後の説明時、主治医が母たちの元へ摘出した乳房をプラ袋に入れ持ってきて触らせてくれたそう。母は「癌って黒っぽくて硬いのね。その周りも含めて鉄板みたいにガチガチだったわよ」と話す。そんなものが身体の中に入っているんだもの。自覚症状あるはずよ。まさに『がっつりはびこる何かがそこにある』そんな感覚だった訳だわ。

 

外科病棟のリカバリー室に移された後、看護師さんが15分間隔でバイタル確認に。少し痛くなってきたと伝えると、痛み止めの座薬を1回。その後また眠りについたようで、何分?何時間?どのぐらいの間、寝ていたかもよく覚えていない。でも周囲の音は耳に入ってきている不思議な感覚。隣に運ばれてきた患者さんは大腸の話をしているし、斜め前の方は胆石の話をしている… あれ?これって同室の患者さん達?!そう、気づいた時には病室に戻されていた。

今日1日、右腕には点滴、両足は血栓防止のポンプで固定され、身動きできず。膝上から腰にかけてを左右にひねるのがやっと。これには参りました。傷口は全く痛まないけれど、腰が辛い。そして今日はもちろん絶食。夜中にはすでにグルグルお腹鳴って、空腹に耐える。こうして手術当日の夜もウトウトするぐらいで熟睡できず…

 

 

術後1日目

翌日からは朝食がでる。あぁ待望のお食事。食べられることへの感謝。相変わらず両足は血栓防止ポンプで固定され、身動き取れなくても、やっぱり食べることは別。出汁からの塩味もちゃんと感じられて実に美味!病院のお食事がこんなに美味しいなんて、幸せだわ。今日から3日間、抗生剤服用。

午前中、主治医の回診で、ぐるぐる巻きのサラシをはさみでバチバチ切ると、スッキリした胸と初対面。こんにちは!これからよろしくね!患部は大きめのテープでとめてあり、横からドレーンの管が出ている。乳房全摘なのに信じがたいけれど、とけてなくなる糸で縫ってあり、抜糸の必要がないというから驚き。

そして午後。ようやくベッドから解放される。起き上がりとトイレまで連れ添って歩く練習が始まった。最初はクラクラしたけど、どうにか歩いてトイレに到着。看護師さんがそばにいてくれるから安心して進めるけれど、これが夜中のトイレ、一人で行くとなると、かなり覚束ない。そして再びトイレから病室へ、どうにか歩いて戻ってこれた。その後、尿管カテーテルを抜き、手術着からパジャマへ着替えを渡される。その時、合わせて紙パンツもいただけた。これはありがたいわ!病室から女子トイレまで結構な距離があって、夜中に何回か行くことを思うと、この足取りでは到底間に合いそうにないもの〜。

 

術後2日目

フロアを歩く練習。昨日よりはるかに足取りがしっかりして、歩くスピードも徐々に速くなる。胸の手術痕には全く痛みはないけれど、脇の下は違和感があって、ジーンとした痺れを感じる。まるでハンカチ1枚挟んでいるかのよう。胸筋もカチカチに硬くて、どこか他人のものみたい。

美味しく頂けるのはありがたいこと
美味しく頂けるのはありがたいこと

今日も食事はもちろん完食。そんな中、お夕飯のトレーに素敵な企画のお知らせが!

1/15〜1/18の4日間、夕飯のメインディッシュを選択できる「選択食メニューWeek」

これは早速、好きな献立に印をつけて提出しなくちゃ!食に関する企画、俄然萌える!笑 よっこいしょとベッドから立ち上がり、ボールペンを取りにテーブルへ。

 

 

術後3日目

朝の回診でいらした若いイケメン先生に「コーヒー飲んでいいですか?」とお尋ねすると「い・い・で・す・よ〜〜」と囁くように言われる。

朝食後、自販機へ直行。足取り軽やか。歩くスピードもかなり速くなってきた。ガラガラんとBOSS BLACKが出てくる。久しぶりのコーヒーはやっぱりいい〜美味しい。至福の時間。

久しぶりのコーヒー、やっぱり美味しかった
久しぶりのコーヒー、やっぱり美味しかった

 

3日目ぐらいから、特にベッドで横になると、ドレーンの入っているところがうずく。異物感。排液は色もだいぶ薄くなって、量も徐々に減っている。

物を取ろうと左腕を伸ばした瞬間に痛みを感じる。ついつい忘れて、普段通りに動くのは要注意。慎重に。

就寝前に痛み止めと胃薬をいただいて飲む。夜は、痛み・違和感・異物感なく寝ることができた。

 


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